2019年04月09日

新一万円の肖像になる渋沢栄一と吉田流あん摩の関係

医療科教員の谷です。

本日、新しい一万円札に渋沢栄一の肖像が
用いられるとの報道がありました。

こちらがそれ。一番左が一万円札です。

記者会見で発表された(左から)1万円、5千円、千円の新紙幣の見本=9日午前、財務省
ⓒKYODONEWS

渋沢栄一という人物は、一般には「事業家」として
紹介されることが多いのですが、
実は、近代日本の「社会福祉の父」でもあります。
例えば、日本赤十字社の設立、聖路加国際病院の
初代理事長などなど書ききれないぐらい。

さて、そんな渋沢栄一さん。
本校の「吉田流あん摩」とは縁が深い方です。

吉田流あん摩の創始者、一世「吉田久庵」とは
生家が近い(ともに武蔵野国)だけでなく、
渋沢宅跡は本校の近所にもあるんです。
「吉田流あん摩」は東京帝国大学物理療法科にも
徒弟を派遣していたことから、渋沢栄一と
交流があったのでしょう。

その縁もあってか、多磨霊園にある
吉田流の記念碑にも揮毫(きごう)を頂いています。
それがこちら。

吉田流記念碑.JPG
(拡大できます)

上にある「吉田流記念碑」の文字が
渋沢栄一さんの書いた文字です。

記念碑にはこう書かれています。


「…吉田流記念碑を建て其の不朽を図る
         青淵 渋沢子爵
 特に題額賜る 
 又以って先生の住域を貴すべし…

※青淵:渋沢栄一の雅号
 題額:漢詩を額に記したもの、または寺号や
    氏名を戸口や門に掲げた額。
    ここでは「吉田流記念碑を揮毫して
    いただいた…」の意味になる

という具合です。
これはすごいつながりですね。


渋沢栄一と吉田流あん摩。
幕末から近代にかけて、近代日本の社会福祉を
黎明期から共に築き上げてきたことは、
現在の本校における教育にも何らかのカタチで
生きているのではないかと。
そんな風に思いを巡らせながら、
今日のニュースを聞いていました。


以上、東京医療福祉専門学校のルーツを
語る回でした。


posted by 常木陽太郎 at 11:43| ご挨拶